タオルソムリエ山本BLOG、第二弾のテーマは「綿(コットン)」

株式会社中村 ドリームコットン研究所

タオルソムリエ 山本和弘です。

今回は「綿(コットン)」についてのお話です。

タオルソムリエ山本イメージ

皆さんは綿花をご覧になったことはありますか?

タオルは綿(コットン)からできています。

植物からできているからこその特性を身近に感じて頂けたらと思い、このテーマを選びました。

綿花(コットンフラワー)は、ワタの種子についたふわふわとした実綿(みわた)のことを指します。見た目がまるで花のようであることから、「花」という名前で呼ばれています。

綿実油という食用油があるように綿は取ったそのままでは油分を含んでいるので、十分吸水してくれません。
タオルの原料として使用するために綿を精錬漂白してはじめて、吸水性が強くなります。
 精錬=不純物を取り除くこと


綿花を収穫して綿にして糸からタオルなるまでの工程は本当に気の遠くなる時間と人の手がかかるのです。

綿(コットン)とは

綿(コットン)はアオイ科の多年草植物で北半球では春に種をまき、南半球では秋に種まきをしています。3~4ヶ月で成長して花を咲かせます。 
開花後、2日から3日にはもう花は散り、50日から60日かけて実が膨らんできます。
実が内側からはじけてでてくる綿の繊維=コットンボールがタオルを始めとする繊維の製品の元になります。

綿花・コットンフラワーの写真

綿(コットン)はどこの国でたくさん作られているのでしょう。

世界での生産量はインド・中国・アメリカ・パキスタン・ブラジルの5カ国で全世界の70%以上を占めています。

上位3か国はインド・中国・アメリカでここ数年ほぼ変わることはありませんが、実は綿花は世界約77か国で栽培されています。

日本でも明治時代までは高い自給率を誇っていましたが、繊維が短い和綿は糸を紡ぐのが難しく、繊維が長い外国産の綿花に徐々にシェアを奪われていきました。

綿(コットン)の種類

綿にはたくさんの種類があり、各産地・栽培方法により、さまざまな綿種があります。

綿花は収穫の時期・収穫地・綿花の種類などによって品質の特性が変わってきます。 
お米がジャポニカ米・インディカ米など種類の違いや同じジャポニカ米でもコシヒカリ・あきたこまちなど種類・産地や生産年によって差があるのと同じと考えると分かりやすいでしょうか。

どれがいいというのでなく綿の特性をしっかりと知り、ドリームコットン研究所として提案するタオルに適した糸を使うことでニーズに合わせたタオル作りをしています。

赤ちゃんの手とタオルイメージ

オーガニックコットン

ドリームコットン研究所のタオルはインドのオーガニックコットンを使用しています。
有機栽培で育てられた手摘みのオーガニックコットンだけを使用しています。安心感のある綿花を傷つけないように手摘みで良質なものだけを厳選してタオルに使用しています。

最後に

いかがでしたでしょうか。

改めて、綿(コットン)という植物についてご紹介しました。

ご質問がありましたら、今後ブログで回答していきますので、「お問い合わせ」ページから、タオルソムリエに質問とお書きの上、送信してください。

タオルソムリエ 山本BLOG、更新は不定期ですがvol.3もお楽しみに。