タオルソムリエ山本BLOG、第六弾のテーマは「タオルの干し方」

株式会社中村 ドリームコットン研究所

タオルソムリエ 山本和弘です。

前回、お洗濯の方法をご紹介しましたので、今回は「タオルの干し方」をご紹介します。

タオルソムリエ山本イメージ

やわらかくふっくらとしたタオルに仕上げるコツ

干しあがったタオルがかたいという経験はありませんか?

タオルをやわらかくふっくらとさせるには柔軟剤を使わないいけないと思っている方も多いと思います。

しかし、ちょっとしたひと手間でふっくらとやわらかく干しあげることができます。

1. 洗濯が終わったらすぐに干す

基本は、洗濯が終わったら放置しないですぐ干すこと。

洗濯が終わったらそのままにすることなく、すぐ洗濯機から取り出して干すようにしましょう。

濡れたまま洗濯機の中にあると臭いの原因になるだけではなく、カビや雑菌が発生してしまう恐れもあります。

一度、雑菌やカビが発生したら取り除くことはとてもたいへんです。

2. 干す前のひと手間

洗ったタオルはパイルを起こしてから干すようにしましょう。
お洗濯の後、脱水時の遠心力でタオルのパイルは寝たままになっています。

そのまま干してしまうとパイルが寝たまま乾いてしまうのでパイルが立った状態に戻りにくく、ふっくらやわらかなタオルに干しあがることが難しくなってしまいます。
そこで、パイルにひと手間かけることがふっくらやわらかタオルへの第一歩です。

干す前に軽くタオルを振り寝ていたパイルを起こします。

洗濯により絡まったパイルをほぐすように、軽くやさしく振ってください。目安は10~20回ほど。タオルがふっくらと仕上がります。

さらにひと手間
濡れた状態のタオルを撫でてパイルを立たせておくと、風通しも良くなり乾きやすく、乾いたときにふっくらとなりやすいです。

3. 基本は陰干し

タオルをふっくらとやわらかく干すには陰干しをおススメします。
タオルは長時間の直射日光や熱には弱く、色あせやごわつきの原因になります。
ぜひ、タオルを干す場所は、風通しの良い日陰で陰干しにしましょう。
どうしても日光消毒をしたい場合は、最初はひなたに干して、乾ききる前に日陰に移すように。

特に夏の暑い時期は日差しも強いので直射日光には長時間当てないように注意してください。
タオルの素材である「綿」は植物です。通常の状態でも綿は6~8%程度の水分を含んでいます。

「綿(タオル)は植物です」ので、カラカラに乾燥させるのはいけません。
カサカサになったタオルは水分を吸いやすくなりますが、かたく肌触りが悪くなります。

タオルを長く使うためには注意してください。

乾燥機でタオルを乾かすとタオルを舞い上げて乾かしてくれるので、タオルのパイルを起き上がりやすくなります。

ふんわりとした仕上がりになりますが、熱によってタオル生地が傷む原因となってしまう場合もありますのでこちらもご注意を。

POINT 綿(タオル)は植物 乾かし過ぎに注意!

最後に

いかがでしたでしょうか。

今回は「タオルの干し方」のお話でした。

高品質のタオルはちゃんと使って、ちゃんと洗濯してあげれば長く使うことができます。

毎日のちょっとひと手間で心地よいふっくらタオルを長く続けていきましょう。

みなさんに好みやライフスタイルに合ったタオルを見つけて頂ける様、タオルソムリエブログでは色々な情報を発信していきたいと思います。

ご質問がありましたら、今後ブログで回答していきますので、「お問い合わせ」ページから、タオルソムリエに質問とお書きの上、送信してください。

タオルソムリエ 山本BLOG、更新は不定期ですがvol.7もお楽しみに。

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